fc2ブログ
2011. 06. 19  
日本に帰ってきて、とても有り難いな、と思うことの1つに、地域の公民館や公的施設での講習やイベントへの参加が可能になった、ということがある。
「プロのコーチが教えてくれるボーリング講習会」や「お料理教室」「太極拳」「ヨガ」「ピラティス」「グリーンカーテンの作り方」等々、本当に色々な講座があるし、しかもお手頃価格で受講できる。
今まで転々としてきたので、地域の活動に参加することで子供達にも「郷土」という認識を持って貰いたい、という気持ちもあり、興味のあるものにはどんどん参加するようにしている。

そして何より、週末の土曜日、夫A-さんに子供達を連れ出して貰って、たまりに溜まった洗濯物を片付けたりベッドリネンを交換したりと、家事に集中する時間を作ることが目的であることもある…(笑)

ある土曜日、親子料理教室に参加してきて貰った。メニューはイタリアン。
話しはちょっとそれるが、我が家では、それぞれの誕生日には主役の大好物リクエストでお祝いする習慣がある。私は毎回みんなの好物を作ってお祝いするけど、自分の誕生日には自分で作るしかないのもちょっと寂しい…(涙)
そこで、私の好きなイタリア料理を習得して貰って、誕生日や母の日などに作ってもらおう、と思ったのだ。そして、夫A-さんに相談もせず、料理講習会に勝手に申し込んでおいた(笑)

当日、朝から張り切って出掛けていき、料理を習い、作ったものを食べて、後片付けもして昼過ぎに帰宅した父子。「凄く美味しかったよ~!!」と元気な第一声で玄関を開けて入ってくる子供達。
手作りミートソースのスパゲティ、ほうれん草と卵のサラダ、オレンジティラミスを作ったそうで、ティラミスはお土産に持って帰ってきてくれ、早速頂くとコッテリと濃厚で美味しかった。
「今度、お父さんと一緒に作ってあげるからね!お母さんは何もしなくて良いよ!」などと嬉しいことも言ってくれた。

そしてある日の夜、夫A-さんと子供達が夕飯を作ってくれることになった。
その間、私は好きな音楽を聴きながらフンフン鼻歌交じりにアイロン掛けしていた。階下の台所からは、楽しそうなワイワイがやがや話し声と調理の音が聞こえてきて、さらには階段を上ってくる美味しそうな香り。様子を見に行くと、司令塔の夫A-さん、真面目に作っている子供達の姿があった。
DSC07371.jpg


2時間ほどしてだろうか…、かなり時間はかかったけど「出来たよ~!!」とお声がかかった。
テーブルに並べられた料理は、不器用な盛りつけも愛おしく、とても美味しそう。
子供達はコーラ、大人はインドのシャンパンで乾杯をして食べ始めた。
お世辞ではなくて、心から美味しいと思ったし、涙が出そうなほど嬉しかった。
DSC07373.jpg
因みに、インドのシャンパンでSULAというブランドがあるんだけど、飲みやすく香りも良いしとても美味しいので、機会があれば是非お試しくださいな。

主婦って、自分が作ることの手間を嫌と言うほど実感しているから、人が作ってくれた料理は本当に有り難いと感じることができるものだ。
鉄男が「お母さんが毎日ご飯を作る時の苦労が分かるよ。」と労ってくれ、チーコが「お母さん、いつも30分とかで沢山おかずも作って凄いね!」と褒めてくれた。もう、その言葉をもらえただけで満足だ。

親子クッキング、是非また参加して頂かねば…。
そうやって、自分たちで作る大変さや喜びを感じ、人が作ってくれることへの感謝の気持ちも生まれるのなら、もっとお手伝いしてもらったほうが良いんだろうな、とも思うんだけど、なかなか忙しい平日にはのんびり構えられないのが辛いところだ。

料理の楽しさがちょっと分かったのか、最近は週末になると「晩御飯作ろうか?」と言っては、カレーライスや焼きそばを作ってくれる夫A-さん。
先日、「定年退職後には、食事当番は交代制にしよう。」と私が提案すると、「うん、そうしよう。」と了解してくれたので、証拠としてここに書き記しておく(笑)

スポンサーサイト