fc2ブログ
2011. 08. 02  
春にピー助が幼稚園に通い始め、自分の時間が出来たら、あれをしよう、これをしよう、あれもしたい、これもしたい、と色々思い巡らせていた。実際の所、ピー助が家を出て戻ってくるまでの6時間、本当にアッと言うまである。洗濯・掃除・買い物・引っ越し荷物の片付け…。
作業の途中で「お母さん、これ読んで~」「お母さん、牛乳飲みたい!」等と色々言ってくる人が不在なので、仕事のはかどること!!ここぞとばかりに作業に集中して、段ボール箱も一箱、二箱と片付け、床の露出面積が広がっていく爽快感と言ったら最高である(笑)

さて、家の片付けもちょっと一段落ついたら、頑張った自分へのご褒美に何かお稽古事をしたいな、と思っていた。そして、最初の一歩に始めたのが着物の着付け。
学生時代に日本料亭で仲居さんのバイトをしていたこともあり、一応独りで着られるものの、お茶会や式典で着物を着る際「仲居さん風」な自分の着付けにずーっとコンプレックスを感じていた。
そんなコンプレックスを克服したいと思って、週1回3ヶ月間の着付け基本コースに参加した。
DSC07273.jpg

着付け教室は毎回とても楽しかった。着崩れしにくいコツや、体型補正の仕方、美しく見せる裏技などを教授して頂き、「なるほど!そうやるのか!」と目から鱗だったり、実際にやってみて納得したり、毎回あっという間の2時間だった。
「ふくら雀」などの複雑な帯結びを教えて貰い、ペアになって結び合ったり、参加している方々の着ていらっしゃる着物や帯のセンスに刺激を受けたりと3ヶ月間本当に楽しかった。


着付け教室を終え、次なるステップに子供達と一緒に通い始めたのが書き方・書写教室。
週1回の教室通いと宿題のプリントをするのだけど、家事の合間に5枚づつ書くと気分転換にもなるし、バタバタ忙しい時も平静を取り戻せる。しかもはっきりと分かるほどに癖字が治ってきているので嬉しくて仕方がない。
チーコも一生懸命プリントに取り組み、最近では「字が綺麗だね、ってお友達に言われたよ~。」と嬉しそうである。子供達と一緒に「宿題やった?」「お母さんも一緒に宿題やろうかな~」と頭を突き合わせてプリントに取り組むのもなかなか楽しいものだ。
DSC07923.jpg


着物、書写…。実は次なる狙いはもう定めてある。
「夢は密かに思っているだけでなく、どんどん周りの人に話すこと。そうすることで自分のやる気も高まるし、夢で終わらせず具体化させ、ついには現実のものとなる。」と励ましのお言葉を最近頂いた。
だから、敢えて自分を鼓舞し、夢で終わらせない為にここに書かせていただくことにした。

日本語教育能力試験に挑戦します!
学校に通うのは時間的・経済的・体力的にも厳しいので、色々吟味した結果、通信教育を申し込みました。
今から始めるので今年の試験には間に合わないけど、来年の試験には合格できるように頑張ります!!
さぁ、もう逃げられないぞ、私(笑)

今までの私の人生を振り返ってみると…。
通訳という仕事を通じて、人と人とを結びつける言葉の底知れぬパワーを実感し、今まで訪れたり、生活した国々では、見ず知らずの人を始め多くの方から救いの手をさしのべて頂いてきた。
親切にして下さった方々直接ご本人に恩返しするのは難しいとしても、自分らしいやり方で社会に恩返しをしていきたい。

日本で生活していくうえで、色々な問題を抱えて困っている外国の人は沢山いると思う。せっかく日本に暮らしているのに、日本を深く知る機会もないまま過ごしている人もいるだろう。
そんな人たちに、日本生活をもっと楽しんでもらえるように、着物・お茶・日本語…様々な日本を伝えたい。
まだ子供達も小さいので、具体的な仕事のやり方は決めていないけれど、「10年後のなりたい自分」に近づけるよう、必要な資格や技術を少しずつ身に着けていけるよう努力したい。


それからもう1つ、インドに関連して自分に出来ることはないか…
これからインドに転勤されることが決まっていて、不安で押しつぶされそうになっている人たちに、自分たちがインドでの生活を通して得た知恵や情報を少しでも多くお伝えして、不安を軽減するお手伝いをしたい。
ということで、非力ながらも、夫A-さんの勤め先で、インド赴任される方へのインドガイダンスをさせて頂くことになり、インドの医療・水・生活様式・言葉・子育て・日本人会・食べ物…色々な心配事1つ1つに具体例を挙げながら不安を解きほぐしていく努力をしています。
最初に会った時は「インドでの生活なんて想像もつかない…。無理に違いない。」と仰っていた方が、話し終えて別れる頃には「インド生活、なんとかなりそうな気がしてきたわ。なんだかワクワクしてきました。」と笑顔で言ってくれた瞬間、こんな私でも少しは人様のお役に立てたのだ、と嬉しく思える。

人生37年目にして、今までの人生を振り返り、そしてそれをこれからの人生にどう活かすか、今真剣に考え悩んでいる。「不惑の40歳」まで残すところ3年。頭の中で考え戸惑ってばかりいないで、とにかく体を動かそう。
来年「合格しました!」と言えるように頑張るぞ~!

スポンサーサイト