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2011. 09. 09  
皆さんご存じの通り、この夏7~9月の3ヶ月間、自動車業界では節電対策として土日就業・木金休みとなっている。子供が学校に行っている平日の木・金曜日、夫A-さんと一緒にランチや買い物に出掛けるのが楽しみとなっている。

今週のお休みには『神様のカルテ』を観てきた。
結果から言うと、とても良かった!!!大泣きするわけではないけれど、静かな悲しみや感動を味わえる良い作品だった。
ちょっと苦言を述べさせて貰うと、意味もなく騒々しいバカ騒ぎ的な映画が多い中、この『神様のカルテ』は、必要以上に台詞で埋めるわけでもなく、心情を表す間や美しい景観を大切に扱った丁寧な作りが特徴的だった。

私が「『神様のカルテ』を観に行こう!」と誘った時、後日談だが、正直なところ夫A-さんは乗り気では無く作品に全く期待していなかったそうだ…。ところが、隣で映画を観ていて、感情移入しているのが分かったし、見終わった後も、お互いに静かな感動に包まれて、「泣けたね…」「夫婦って良いね~」「凄く良い映画だったね」としみじみ感想を語り合った。
DSC08454.jpg

あらすじはと言うと…
山に囲まれた信州の総合病院に勤務する内科医の栗原一止(くりはらいちと)は、趣のある古い旅館に、風変わりな家主である通称「男爵」、学問を愛する「学士」、そしてカメラマンである妻のハルと暮らしている。
24時間、365日フル稼働の救急体制の中、患者さん一人一人と向き合いながら、冷静で丁寧な診療を行っている一止先生。
病院内の人間関係にも恵まれており、同僚の医師や頼れる姐御肌の看護師、寛大な眼差しで一止を見守る先輩医師に日々支えられながらも激務をこなしている。

ある時、先輩医師の計らいで近代的な大学病院での研修を受けることになり、医療技術進歩のための研究、最先端医療の現場を目の当たりにする。そうして、地方の一総合病院の限界を知り、また必死に救おうとしても救えない命に無力感を感じ、苦悩し心をすり減らしていく一止。
その傍らには、いつも夫をそっと優しく穏やかに包み込む妻のハルがいる。

そんな中、末期ガンで余命半年と宣告され、大学病院からも匙を投げられた患者の安曇が一止を頼ってやってくる、と同時に、大学病院の権威である医師から将来を嘱望され、研究の道を勧められる。

日々衰弱していく安曇の治療や、救急や山村の診療所でも毎日多くの患者相手に疲労困憊する中で、「患者の側で日常の医療に貢献するべきか」「医療技術の未来に繋がる研究に情熱を注ぐべきか」と一止は自分の進むべき道に悩む。

最終的に一止の選択した道とは…。
末期にあっても尊厳を失わず常に周りに感謝し、人生の最後を迎えようとする安曇は担当医である一止に手紙を残す。その内容とは…。

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心が洗われるような綺麗な映画です。お勧めです。
夫婦で観るのも良いかも知れません。互いを思いやろうという初心に帰らされます(笑)

映画を見終わってお腹も空いたし、初心に戻って夫婦仲良くということで、お次はランチへ。
生パスタのお店で、こってり濃厚なウニとイクラの和風スパゲティーとヤリイカと明太子の醤油バターパスタを頂く。店を出る際、夫A-さんも映画を観て今までの行いを反省したのか、いつになくレディーファーストで、ドアを開けてくれたり、荷物を持ってくれたりと優しかった。
私はと言うと、夫が休みなのを良いことに、帰宅後は下校してきた子供の世話を夫に任せ、お腹も心も満たされお昼寝タイムを楽しませて頂きました。

…初心に戻ったんじゃなかったのか?!(汗)

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